メープルシロップはいつから赤ちゃんにあげていいか、迷うママパパは多いでしょう。
はちみつは、1歳未満の乳幼児には与えてはいけません。
では、メープルシロップは大丈夫でしょうか?
赤ちゃんに与えるにしても、いつから?
赤ちゃんにオススメのメープルシロップはある?
この記事では、赤ちゃんにメープルシロップを食べさせるのはいつからが良いか、オススメや注意点などをまとめています。
ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんにメープルシロップはいつからあげる?
メープルシロップは何歳からOK?
赤ちゃんにメープルシロップを与える場合、月齢何か月からがよいのでしょうか?
離乳食は一般的に、生後6か月ごろからスタートすることが多いです。
椅子に座れるようになり、大人の食事に興味があるようなら始めます。
はじめはドロドロの十倍粥を少しだけ、慣れてきたら野菜や豆腐など素材を増やしていきますね。
離乳食の初期には味付けはしません。
離乳食に甘味を足していくのは、離乳食後期・10か月ごろからです。
メープルシロップも、砂糖と同じように、この頃から食べさせて大丈夫です。
メープルシロップの栄養についての解説の通り、天然のメープルシロップは、砂糖よりも栄養が多い健康的な甘味料です。
調味料として使うとそれだけで、栄養価がアップします。
上手に使えば、大量に食べられない赤ちゃんの離乳食にぴったりの甘味料です。
メープルシロップを離乳食に使う時の注意点
メープルシロップをそのまま与えるのではなく、味付けで少量使うことから始めてください。
無糖ヨーグルトに少し混ぜてもいいですね。
砂糖やみりんの代わりに使えます。液体ですのでどんな素材にも混ぜやすく、使いやすいです。
ただ、赤ちゃんは甘いものが大好き。
早くから甘いものに慣れすぎると、甘い味以外のものを嫌がるようになってしまいます。
また、虫歯や肥満のリスクもあります。
少しずつ与えて、量を増やしていきましょう。
パンケーキを使うのなら、はじめは生地に少し混ぜる程度で。
パンケーキにかけて食べるなど、そのまま使うのは1歳を過ぎてからが良いでしょう。
メープルシロップとはちみつの違い
はちみつのボツリヌス菌の危険性
「ハチミツは生ものですので、1歳未満の乳児には食べさせないでください」
はちみつの瓶をよく見ると、必ずこのような注意書きがしてあります。
小さくて見落としてしまいがち…。以前はちみつを使った離乳食で、赤ちゃんが亡くなる悲しい事故がありましたね。
はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけません。
はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれることがあります。
ボツリヌス菌は湿った土や泥の中に生息している、自然界に広く存在している菌です。
ボツリヌス菌を含む土で育った植物から蜜をとった蜂は、その菌を巣に持ちかえります。
そのため、はちみつにも菌が含まれることがあるのです。
赤ちゃんの体内にボツリヌス菌が増殖して毒素を出すと、最悪死に至る重篤な「乳児ボツリヌス症」を引き起こします。
はちみつを少し過熱したくらいでは、ボツリヌス菌は消えません。
1歳を越えれば腸内の抵抗力が高まり、ボツリヌス菌の含まれたハチミツを食べても平気になります。
メープルシロップのボツリヌス菌の危険性は?
メープルシロップは、1歳未満の赤ちゃんに与えても問題ありません。
メープルシロップは、サトウカエデの樹液を煮詰めて作られるもの。煮詰める過程で殺菌・消毒されています。
はちみつと違って、ボツリヌス菌の心配はありません。
またスーパーで買えるメープルシロップは、ほぼカナダ産です。
カナダ産のメープルシロップは、国や自治体が土壌と木を厳しく管理しています。
出荷の際も、商品の品質の管理が徹底されています。安心してください。
赤ちゃんの離乳食におすすめのメープルシロップは?
赤ちゃんには本物のメープルシロップを!
メープルシロップは、カエデ樹液から作られる天然甘味料です。
しかし、ホットケーキ用にケーキシロップという商品があります。
メープルシロップと似ていますし、スーパーでも同じ売り場に並んでいることが多いです。
このケーキシロップはメープルシロップとは別物。人工的に作られたシロップです。
原材料に添加物や蜂蜜を使用したものも多いので、赤ちゃんには使わないでください。
本物のメープルシロップは、カエデ樹液100%またはPure Maple Syrupなどと表示されています。
必ず裏の成分表をチェックして、メープルシロップ100%のものを選びましょう。
メープルシロップとケーキシロップの違いも参考にしてくださいね。
赤ちゃんにおすすめのメープルシロップ
赤ちゃんに食べさせるメープルシロップは、特にメーカーにこだわらなくても大丈夫です。
メープルシロップのほとんどはカナダ産です。どれも品質に問題はありません。
しかし、より赤ちゃんに良いメープルシロップをお探しなら、オーガニックをおすすめします。
化学肥料や農薬を使用しない、有機栽培で育てられたサトウカエデの木から採取されたメープルシロップです。
通常のメープルシロップより多少高いですが、値段の差は1瓶で数百円程度。
有機マークの目印をチェックしてお選びください。
また、赤ちゃんのいるご家庭では、プラスチックで割れない容器もオススメです。
メープルシロップは海外製が多いせいか、ガラス瓶に入ったものがほとんどです。
ガラスは割れ物。赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭では、危なくて食卓に出せませんね。
森永製菓のメープルシロップは、容器がプレスチックなので、落としても割れる心配がありません。
注ぎ口もたれにくいので、扱いやすいですよ(この商品は有機メープルシロップではありません)。
ケンタッキーのメープルシロップは赤ちゃんにあげていい?
ケンタッキーの人気サイドメニューに「ビスケット」があります。私も大好きです。
この「ビスケット」は、メープルシロップをかけて食べますが、赤ちゃんにわけても大丈夫か気になりますね。
「ビスケット」についてくるシロップは、正確には「ハニーメイプル」と言います。
ハニー=はちみつが含まれるシロップです。
メープルシロップ100%ではありませんので、1歳未満の赤ちゃんにはあげないでください。
森永のケーキシロップは赤ちゃんにあげてよい?
メープルシロップに似たシロップに「ケーキシロップ」があります。
ケーキシロップはホットケーキなどにかけるために、メープルシロップに似せて作られたシロップです。
詳しくはメープルシロップとケーキシロップの違いの記事にまとめています。
気をつけたいのは、ケーキシロップに蜂蜜が含まれないかどうか?
メーカーによって蜂蜜が含まれるケーキシロップがあるので、赤ちゃん用には避けてください。
例えば、森永のケーキシロップの材料は、
ぶどう糖果糖液糖(国内製造)、水あめ/香料、カラメル色素
になります。
蜂蜜は含まれていませんので、1歳を過ぎれば赤ちゃんをに与えても大丈夫です。
ただ、かなり甘みが強いので、早い年齢で多くの量は与えない方がよいでしょう。
森永のケーキシロップ、森永のメープルシロップは、容器の形が似ています。
スーパーなどでは同じ売り場に並んで売っていることが多いので、間違えないようにしてくださいね。
「メープルシロップはいつから?」まとめ
以上、メープルシロップは赤ちゃんにいつからあげるかについて、お伝えしました。
- メープルシロップは10か月過ぎたら少しずつあげる。
- はちみつは1歳未満の赤ちゃんにはあげてはいけない。
- メープルシロップは1歳未満の赤ちゃんにあげてもいい。
- 赤ちゃんには純正のメープルシロップを与える。
- ケンタッキーのメープルシロップは赤ちゃんにはNG。
- 赤ちゃんにはオーガニックやプラ容器のメープルシロップがおすすめ。
赤ちゃんには少しずつ、メープルシロップの味を慣れさせていきましょう。
パンケーキにドバっと大量にかけるのはダメですよ。少しずつ離乳食に混ぜて使ってくださいね。
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