メープルシロップは健康に悪い、危険性がある・・・という話は本当でしょうか?
答えはNO!
メープルシロップは健康に悪いことはありませんし、危険性もありません。
栄養価が高く、ポリフェノールも含まれる、体に良い天然の甘味料です。
しかし、選び方、使い方を間違えると、健康を損なう危険性があります。
だからぜひ、注意点をチェックしておきましょう。
この記事では、メープルシロップの注意点と、栄養、カロリー、ポリフェノールについてまとめています。
ポイントをおさえて、健康的にメープルシロップを使ってください。
メープルシロップの危険性と注意点
メープルシロップは特に健康に悪くもありませんし、危険性もありません。
しかし、以下の点には気をつけてください。
メープルシロップ風に注意!
メープルシロップは、カエデ樹液を煮詰めて作られる天然のシロップです。
砂糖と比べると栄養豊富でカロリーも低いため、正しく適量使う分には健康に悪くありません。
しかしパンケーキにかけるシロップで、人工的に作られたものは要注意です。
ケーキシロップ、メープル風シロップとして、安く販売されています。
これらはメープルシロップとケーキシロップの違いの説明の通り、ぶどう糖果糖液糖などから人工的に作られたもの。
メープルシロップよりもカロリーが高く、栄養も期待できません。
メープルシロップもケーキシロップも、スーパーでは同じ売り場に並んでいます。
間違えないようにしてくださいね。
メープルシロップの取りすぎに注意!
メープルシロップに限らず、甘味料の使い過ぎは健康に悪いです。
しかも、メープルシロップをかける食べ物と言えば、パンケーキやワッフル、スコーンなど。
小麦粉と砂糖を多く使ったスイーツが多く、糖質やカロリーが気になります。
美味しいからと言って、ドバドバかけすぎないよう気を付けましょう。
メープルシロップのカロリーは、大さじ1杯あたり47.8kcal。
量を測って使うと、食べすぎを防げます。
メープルシロップのカビに注意!
メープルシロップは開封前は常温で保存可能です。
しかし開封後は、必ず冷蔵庫で保存します。
一方、ハチミツは開封後でも常温保存が基本です。
ハチミツと同じつもりで、メープルシロップも常温保存できると思いがちですがNGです!
メープルシロップはハチミツよりも水分が多く、常温ではカビが生えてしまいます。
カビが生えたものは、お腹を壊したり、体調を悪くする危険性があります。
必ず冷蔵庫で保存して、早めに使い切りましょう。
詳しくは、メープルシロップの賞味期限と保存方法をチェックしてください。
メープルシロップは赤ちゃんに危険?
ハチミツは、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。
ハチミツには、ボツリヌス菌が含まれることがあるためです。
腸内環境が整っていない赤ちゃんがボツリヌス菌を食べると、「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険性があります。
ハチミツと似ているメープルシロップも、赤ちゃんにとって危険でしょうか?
いいえ、メープルシロップは問題ありません。
メープルシロップは、カエデの樹液を加熱殺菌して作ります。
ボツリヌス菌の危険性はないため、赤ちゃんが食べても大丈夫です。
メープルシロップはいつから食べられるかの記事を参考に、メープルシロップを離乳食に取り入れてください。
メープルシロップの栄養・カロリー
記事内の栄養値やカロリーは、文部科学省の食品成分データベースの数値です。
100gあたりのエネルギー
- エネルギー 266㎉
- 水分 33g
- タンパク質 0.1g
- 脂質 0g
- 炭水化物 66.3g
- 灰分 0.6g
一般的なお砂糖(上白糖)のエネルギーは100gあたり391㎉、蜂蜜は329㎉。
それに比べれば、メープルシロップはカロリー控えめです。
カリウム
100gあたり230㎎
カリウムは不要な塩分を体外に排出してくれる、デトックスミネラルです。
高血圧予防の効果もあります。
一日スプーン一杯のメープルシロップで、むくみを解消を期待できます。
カルシウム
100gあたり75㎎
カルシウムは骨の主要構成要素の一つで、イライラを解消する天然の精神安定剤と言われています。
日本人が不足しがちな栄養素なので、メープルシロップで補えるのは嬉しいですね。
マグネシウム
100gあたり18㎎
マグネシウムはカルシウムと共に骨や歯に大切な栄養素で、両方合わせてバランスよくとることが大切です。
マグネシウムは、カルシウム以上に日本人に不足していると言われています。
カルシウムとマグネシウムの摂取は、骨粗鬆症予防に必要です。
マンガン
100gあたり2.01mg
骨やタンパク質の形成、炭水化物や脂質のエネルギー代謝などに必要なミネラルです。
亜鉛
100gあたり1.5mg
亜鉛はタンパク質や糖質の代謝に必要な栄養素です。
不足すると味覚障害の危険も…。
免疫力を高める効果、動脈硬化予防の効果も期待できます。
ビタミンB2
100gあたり0.02mg
細胞の成長に欠かせないビタミンです。
余分な脂肪をつけにくくするので、ダイエット中にとりたいビタミンですね。
口内炎やニキビ予防も期待できます。
パントテン酸
100gあたり0.13mg
炭水化物や脂肪を分解して、エネルギーを作るビタミンです。皮ふや粘膜の健康維持を助けます。
ポリフェノール
メープルシロップには多くのポリフェノールが含まれます。
カナダ・ケベック・メープルシロップ生産者協会によると、メープルシロップに含まれるポリフェノールは約67種類以上!
ポリフェノールとは、植物が光合成する時にできる特有の成分で、活性酸素を抑える抗酸化作用を持っています。
身体の酸化を防ぎ、アンチエイジング効果があると言われています。
メープルシロップの危険性と注意点まとめ
以上、メープルシロップの注意点と、栄養・カロリー・ポリフェノールについてお伝えしました。
メープルシロップは健康に悪いことはないですし、危険性もありません。
適量を守り、保存方法に注意すれば問題ありません。
逆にその栄養成分をみると、健康に良いと思われます。
ミネラル・ポリフェノールが豊富なので、美容健康効果が期待できますよ。
美容と健康のために、白いお砂糖を控えている方も増えています。
甘みが欲しい時は、砂糖の代わりメープルシロップはいかがでしょうか?
メープルシロップ購入の際には、メープルシロップの種類(グレード)や、おすすめのメープルシロップメーカーも参考にして下さいね。
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