メープルシロップの種類やグレード(等級)の違いをご存じですか?
スーパーで見かけるメープルシロップは、どれも同じように見えますよね。
私も以前は「色が少し違うだけで、味は同じだろう」と思っていました。
ところが調べてみると、カナダ産のメープルシロップには4つのグレード(等級)があり、採取時期によって色や風味、おすすめの使い方まで変わることを知って驚きました。
実際に4種類を食べ比べてみると、見た目だけでなく風味や甘みもそれぞれ違い、「料理向き」「パンケーキ向き」と言われる理由にも納得しました。
この記事では、4つのグレード(等級)の違いや、それぞれの味の特徴、おすすめの使い方を分かりやすく紹介します。
カナダのメープルシロップの種類わけ・グレード一覧表
| グレード(等級) | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| ゴールデン (デリケートテイスト) |
上品で繊細な甘さ | パン、ヨーグルト、そのまま味わう |
| アンバー (リッチテイスト) |
定番の味 | パンケーキ、お菓子作り、料理など万能 |
| ダーク (ロバストテイスト) |
コクがある | パンケーキ、料理など |
| ベリーダーク (ストロングテイスト) |
濃厚で力強い風味 | 料理向き |

上の写真は、左から、ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダークです。
実際に並べてみると、色の違いがよく分かります。
この色の違いは、あとで紹介する「樹液の採取時期」の違いによるものです。
写真のメープルシロップは、カルディで購入したものです。
カルディと他メーカーのメープルシロップの比較記事も、合わせて読んでください。
メープルシロップのグレード(等級)の違いは?

メープルシロップの等級(グレード)
カナダのメープルシロップは、等級(グレード)が決まっています。
メープルシロップの色・味・風味・透明度によって分類されます。
カナダでは2016年までは、メープルシロップを5つに区分けして表記していました。
- カナダNO.1エキストラライト
- カナダNO.1ライト
- カナダNO.1ミディアム
- カナダNO.2アンバー
- カナダNO.3ダーク
カナダが5区分、アメリカが4区分と分かれていて混乱しやすかったことから、カナダでは2017年に現在の4区分へ見直されました。
- ゴールデン/デリケートテイスト
- アンバー/リッチテイスト
- ダーク/ロバストテイスト
- ベリーダーク/ストロングテイスト
メープルシロップの色の違い=樹液の採取時期の違い
メープルシロップの原材料は、サトウカエデの樹液です。
メープルシロップの作り方の説明の通り、樹液を基準の濃度になるまで煮詰めて作られます。
原材料のサトウカエデの樹液の糖度は、2~3%程度。
シーズン初めに採取される樹液は糖度が高めで、シーズン終わりの方はだんだん糖度が下がっていきます。
カナダではメープルシロップの糖度の基準は66%と定められています。
採取された時期にかかわらず、濃度66%になるまで煮詰めるのです。
当然、シーズン初めに採取された糖度の高い樹液はさほど煮詰めなくてもよいため、色が薄くなります。
逆に糖度の低い樹液は煮詰めるのに時間がかかり、色は濃くなります。
メープルシロップのグレード(等級)別の特徴と使い方

カナダのメープルシロップには4つのグレードがありますが、一般的なスーパーで販売されているのはアンバー(リッチテイスト)がほとんどです。
ゴールデン/デリケートテイスト
旧カナダNO.1エキストラライト(光の透過率100%~75%)
一番初めに採取された樹液から作られます。
私たちがイメージするメープルシロップより、色は淡く、はちみつのように黄色いです。
実際に食べてみると、味わいもはちみつに少し似ています。しかし、はちみつほど甘味のくどさがなく、さらっとしています。
デリケートな風味で、料理やパンやお菓子にそのままかけて使います。
繊細な味わいが消えてしまうので、加熱料理には向きません。
希少で、お値段もやや高めです。
アンバー/リッチテイスト
旧カナダNO.1ライトとミディアムの一部(光の透過率74.9%~50%)
ゴールデンの後に採取される樹液から作られます。
一般的なスーパーで見かけるメープルシロップの多くが、このアンバー(リッチテイスト)です。
パンケーキによく合う定番の味で、そのままかけても料理に使っても楽しめます。
初めてメープルシロップを購入する方も、このグレードを手にすることが多いでしょう。
そのままかけても、調理に使っても良い万能なメープルシロップです。
我が家でもパンケーキのお供の定番ですし、私も一番よく使います。
ダーク/ロバストテイスト
旧カナダNO.1ミディアムの一部と、カナダNO.2アンバー、カナダNO.3ダークの一部(光の透過率49.9%~25%)
アンバーより後に採取される樹液から作られます。
アンバーより色は濃く、メープル独特の風味が増しますが、ベリーダークほど癖はありません。
我が家では、夫は一般的なアンバーよりもこのダークが一番好きで、ヨーグルトにもパンケーキにも使います。
一方、子どもたちは少し苦手なようでした。
メープルらしい風味がしっかりしているので、好みが分かれるグレードかもしれません。
ハマる人もいるので、ぜひ一度試してみてください。
ベリーダーク/ストロングテイスト
旧カナダNO.3ダークの一部(光の透過率24.9%~0%)
一番最後に採取される樹液から作ります。
メープルシロップとは思えないくらい色が濃く、まるで醤油のようです。
初めて食べた時は「これがメープルシロップ!?」と驚きました。
そのまま口にすると、甘みと共に木の風味が広がります。
クセが強いので、パンケーキにかけて使う場合、苦手と感じる方もいるかもしれません。
私はそのまま食べるより、照り焼きなどの料理に合うと感じました。
実際に使ってみると、意外と和食にも合うのが面白い発見でした。
我が家で作っているレシピは、メープルシロップの意外な使い方でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ベリーダークは、少し前まで日本ではほとんど見かけませんでした。
今もスーパーでは取り扱いが少ないです。
カナダ以外のメープルシロップの種類

日本だけでなく、世界的にも「メープルシロップと言えばカナダ!」のイメージが定着していますね。
カナダのメープルシロップが有名な理由は、別記事でまとめています。
しかし、流通量は少ないですが、アメリカ産や日本産のメープルシロップもありますよ。
アメリカ産メープルシロップの種類
ちょっとわかりにくいのは、メープルシロップに世界基準はないというところ。
カナダの等級(グレード)を見てきましたが、メープルシロップはアメリカ産もあります。
アメリカ産のメープルシロップも、色・味・風味・透明度で分類されます。
- ファンシー グレード
- グレード A ミディアム アンバー
- グレード A ダーク アンバー
- グレード B
ファンシーグレードが一番透明度が高く、グレードBは1番色が濃いです。
以前はカナダとアメリカでグレード表記が異なっていましたが、2017年にカナダが新しい4区分へ変更したことで、現在は以前より分かりやすくなっています。
日本産メープルシロップ
とても数は少ないですが、国産のメープルシロップもあります。
しかしカナダやアメリカに自生するサトウカエデは、日本には自生しません。
違う種類のカエデからメープルシロップが作られます。
カナダやアメリカのような等級分けはなく、産地ごとの名産品として販売されています。
日本産メープルシロップでお伝えしている通り、お取り寄せ可能なものもありますよ。
メープルシロップの種類まとめ
以上、カナダのメープルシロップの種類(等級)の違いについてお伝えしました。
- ゴールデン/デリケートテイスト
- アンバー/リッチテイスト
- ダーク/ロバストテイスト
- ベリーダーク/ストロングテイスト
実際に食べ比べてみると、同じメープルシロップでも味や香りの違いに驚きました。
スーパーではアンバーを見かけることが多いですが、機会があればぜひ、違うグレードも試してみてください。
こちらの3種類お試しセットは、少量ずつ食べ比べたい方や、初めてメープルシロップの違いを試してみたい方におすすめです。
こちらの4種類セットは、ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダークの4種類すべてをじっくり味わいたい方におすすめです。
この記事では、メープルシロップの種類についてお伝えしましたが、似たようなシロップにケーキシロップやアガベシロップなどもありますね。
シロップの違いに興味のある方は、あわせてご覧ください。


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