メープルシロップのGI値は低い？ダイエットや糖尿病予防にいいの？

昔、メープルシロップといえば、カナダのお土産ぐらいのイメージでした。

最近はメープルシロップが体に良いことがわかってきて、健康志向の人達に選ばれています。

この記事では、メープルシロップのGI値についてまとめています。

砂糖やはちみつなど、他の甘味料と比べて、メープルシロップのGI値はどうでしょう？

また、メープルシロップがダイエットや健康にいいというのは本当でしょうか？

メープルシロップのGI値は？

GI値って何？

そもそもGI値とは何なのか、おさらいしておきましょう。

ＧＩ値＝グリセミックインデックス（Glycemic Index）の略

炭水化物が分解され、糖に変わるまでのスピードをあらわした数値です。

ＧＩ値はブドウ糖を100として、値が割り振られます。

ＧＩ値の低い食品は血糖値の上昇が緩やかで、ＧＩ値の高い食品は血糖値を急激に上昇させます。

血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度。ブドウ糖は体を動かすエネルギー源です。

体内にはインシュリンをいう血糖値を下げるホルモンがあります。

血糖値が急激に上がると、このインシュリンが大量に分泌されます。

インシュリンがうまく分泌されなくなり、血糖値の調整ができなくなる病気が糖尿病です。

血糖値の上昇が緩やかだと、インシュリンの分泌が少なくすみます。

数年前、低インシュリンダイエットが流行ったので、覚えている方も多いでしょうか。

血糖値の上昇を緩やかにすることで、太りにくくなるというのが低インシュリンダイエットです。

一般的に、低GI値は55以下、高GI値は70以上、その中間が中GI値です。

ごはんやパンなどの炭水化物やイモ類などのGI値は高く、葉野菜やきのこ類などはGI値が低いものが多いです。

メープルシロップと主な甘味料のＧＩ値

メープルシロップは一般的な食品の中では高ＧＩになりますが、甘味料の中では比較的低ＧＩの食品です。

一般にＧＩ値は、加工されているものは高く、加工されていないものは低いと言われています。

精製された白い砂糖のＧＩ値は高く、樹液を煮詰めただけのメープルシロップはＧＩ値が低いのですね。

メープルシロップとアガベシロップのＧＩ値の違いも参考にしてください。

メープルシロップはダイエットや糖尿病予防にいい？

メープルシロップはダイエットにいい？

メープルシロップは、栄養＆ポリフェノールの解説の通りビタミン・ミネラルをバランスよく豊富に含んでいます。

複合的に作用して、血糖値の上昇を緩やかにします。

低インシュリンダイエットでは、砂糖をメープルシロップに置き換えた方が太りにくいとされていますよ。

GI値だけでなく、カロリーも砂糖やはちみつよりも低いです。

少量であれば、ダイエット中も食べることができるでしょうか。

ただし、メープルシロップ大さじ１（21g）のエネルギーは56㎉、糖質13.9gもあります。

消して低カロリーの甘味料ではありません。

食べすぎ注意してくださいね。

メープルシロップは糖尿病予防にいい？

日本人は糖尿病患者が非常に多いです。

40代以上の人の10人に1人が、糖尿病かその予備軍と言われています。

糖尿病になるとガン、脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞、認知症のリスクが何倍にもなると言われています。こわいですね。

メープルシロップは、糖尿病のリスクを下げるマグネシウムも多く含まれます。

砂糖に比べて健康的な甘味料と言えるでしょう。

ただしもちろん、食べ過ぎ注意！

メープルシロップが病気を防ぐわけではなく、白砂糖よりも栄養素が含まれ、血糖値を上昇させにくいので適しているということです。

たくさん食べれば予防できるわけではありません。

すでに糖尿病の症状が出ている方は、食事についてはお医者様に相談なさってください。

メープルシロップのＧＩ値まとめ

以上、メープルシロップのGI値についてお伝えしました。

普段の食卓の中で、上手にメープルシロップを取り入れてくださいね。

※この記事のGI値表は、こちら書籍「驚異の低インシュリンダイエット完全版」の食品群別GI値リストからの抜粋になります。